牧場スタッフと乳牛の出産をサポート

 

12月13日、先端科学・社会共創推進機構人材育成グループは、Project: AERUの一環として、内灘町のホリ牧場において「牧場見学・酪農体験プログラム」を実施し、本学学生4名が参加しました。

本プログラムは、地域交流牧場全国連絡会との連携事業として、現場での体験や酪農関係者との交流を通じて酪農の魅力や課題を理解する機会とするものです。石川県および富山県の3つの牧場の協力を得て実施し、計13名の本学学生が参加しています。

学生一行は、堀牧人氏の案内の下、当日朝に生まれた子牛の体重計測や哺育舎への運搬などを体験しました。また、乳牛の健康状態や乳産量に応じて自動で飼料を与える自動給餌機を操作したり、システムの設定画面を実際に見たりと、実際の酪農の仕事を肌で感じました。さらには、乳牛の出産現場にも立ち会い、学生らは牧場スタッフと共に子牛を引っ張り、出産をサポートしました。

その後、堀氏は「体験で感じたとおり、牛乳は手間暇がかかる生産物」だと説明した上で、「低温殺菌牛乳の製造はもちろん、今後はおなかに優しいとされる牛乳『A2ミルク』の生産を試みるなど、牛乳の一層の価値向上につなげたい」と語りました。また、「生産者としては、品質にこだわりつつも、消費者が求める商品を提供したい思いもある。年末は、学生の皆さんの意見が聞きたい」と次回のプログラムへの思いを語りました。

本プログラムの参加学生は、12月28日に意見交換プログラムとして実施する「雑談のチカラ」に参加し、牧場での経験や気付きなどを踏まえ、北陸の酪農が抱える課題の解決に向け、酪農関係者と共にアイデアを出し合います。
 

Project: AERUの詳細についてはコチラ