搾乳から「牛乳の価値」を実感

 

12月5日、先端科学・社会共創推進機構人材育成グループは、Project: AERUの一環として、能登町の西出牧場において「牧場見学・酪農体験プログラム」を実施し、本学学生4名が参加しました。

本プログラムは、地域交流牧場全国連絡会との連携事業として、現場での体験や酪農関係者との交流を通じて酪農の魅力や課題を理解する機会とするものです。石川県および富山県の3つの牧場の協力を得て実施し、計13名の本学学生が参加しています。

まず学生一行は、西出穣氏から自身が酪農の仕事に就いた経緯や牧場の概要について話を聞いた後、実際に酪農の仕事である搾乳や餌やりを体験しました。西出氏は、牧場内の12ヘクタールの畑で牧草を育てていることを説明する中で、「飼料の自給栽培で生乳生産コストは下がるが、昨今の飼料の価格高騰には悩まされます」と苦悩を語りました。

また、西出氏は、観光客向けサービスの提供や「酪農教育ファーム活動」の取り組み、酪農機器の自動化による作業負荷の軽減について伝えた上で、「牧場での酪農体験や、今の酪農のスタイルに触れてもらうことで、酪農に興味を持つ人が増えると嬉しい。これからも酪農の魅力を発信していきたい」と語りました。

本プログラムの参加学生は、12月28日に意見交換プログラムとして実施する「雑談のチカラ」に参加し、牧場での経験や気付きなどを踏まえ、北陸の酪農が抱える課題の解決に向け、酪農関係者と共にアイデアを出し合います。

Project: AERU の詳細はコチラ